FrienDly について

\無添加のペットフードをお届けします/

地元の猟師さんから新鮮な鹿を受け入れて、 解体、加工、パッケージまで自分たちでおこないます。

受け入れた鹿は、お肉だけではなく、 内臓や骨なども最大限に活用してお届けします。

私たちの想い

私たちは2008年に岡山県備前市の最北、三国地区に移住し、「自然農園つちのしらべ」という屋号で、農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをしてきました。

主ににんにく、ズッキーニ、いんげん、原木椎茸を栽培しています。

市街地からは車で30分ほどの山に囲まれた小さな集落で、移住当初は住民より確実に鹿の数の方が多くて、夜には大運動会が繰り広げられていました。柵を作っても突破されて、作った野菜は一夜にしてまるハゲになるまで食べられてしまったり、家の庭を歩く足音が聞こえてきたりまるで動物王国でした。
便利な時代になり、重労働な山仕事を人々がやめ、山に入らなくなったために、動物の行動範囲が増え、数が増えたのです。鹿以外にも、猪、テン、アナグマ、狸、キツネ、キジ、ウサギ、フクロウ、トンビ、蛇、熊、野鳥の数々…、テレビの自然番組に出てくる動物はたいてい見られます。周囲の山も新緑から紅葉、凍る冬枝まで色とりどりの風景が見られます。

 地域の人たちも狩猟免許を取得して、有害鳥獣の駆除として、鹿を捕獲してくれています。三国地区だけでも年間500頭もの鹿が駆除され、だいぶ落ち着きを取り戻しましたが、それでもまだ、畑の柵は必須です。残念ながらこの地域には、持ち込めるジビエ食肉加工施設はなく、猟師さんたちは獲った鹿を自分たちで食べる又は近所や知人などにおすそ分けしますが、1頭獲れると10kg以上の枝肉がとれるのでとても消費しきれません。我が家にも「要らんか?」と電話がかかってきます。お断りしてしまうと、猟師さんは市の処分場に持ち込んだり、山に埋めたりして廃棄するしかないのが現状です。

 私たちも細々ではありますがしっかり家族で消費し、欲しいという方にもお分けしてきました。しかし、冷凍庫がいっぱいになって猟師さんからの電話でお断りする度に人間の都合で増えたのに、人間の都合で駆除され、命が無情に捨てられてしまうことへの申し訳なさやもどかしい思いを持ち続けてきました。この「もったいない命」をどうにかしようと決意しました。奪った命に対する最大の敬意は有効活用だと思い、犬や猫の食事やおやつとして、届けることができれば命が報われるのではないかと思っています。商品をお手に取っていただき、この命を育んだ日本の里山のことを想っていただけると幸いです。

鹿について

私たちは地域(岡山県東備地区)で、罠猟で獲れた鹿のみを使用しています。鉄砲で撃たれた鹿、既に死んでいた鹿は使用していません。耕作されている田畑は柵で囲われ、近くにゴルフ場等はありませんので、農薬のかかった草などを食べている可能性は低いです。家畜のように抗生物質や輸入飼料を食べていることもありません。低アレルギー性だと言われる故です。地域の中でも熟練で信頼のおける猟師さんとのみ契約し、鹿を買い取ることで猟師さんへの敬意を表します。人間が口にできる食肉として加工するための食肉加工施設の許可はありませんが、搬入から直ちに解体を行い、衛生面に細心の注意を払い、24時間以内には、冷凍処理が完了するよう努力しています。


全てのお肉は解体後、寄生虫死滅の為に、-18℃で48時間以上の冷凍処理を行ってから加工、出荷いたします。

地球からいただく命に感謝をこめて、「おいしい」をみんなの「幸せ」に繋ぎ、里山の循環に貢献します。